地元産の木材と伝統的工法にこだわり　　　　　　　　　寿命が長い、健康住宅を提供したいホームページで情報発信

2020/08/06 2020/08/13

　当事業所は、昭和48年に初代五十嵐喜治郎が旧温海町にて創業しました。現在は、鶴岡市美咲町に移転し、山形庄内に適した家づくりを基本とした、新築・リフォーム、各種オリジナル家具製作など幅広く対応しています。

　お客様のご要望に沿った施工を心掛け、建築、施工後も住宅の困りごとにはすぐに対応するといったアフターサービスや定期的なメンテナンスにも力を入れています。

　現在、ハウスメーカーをはじめ、多くの工務店は、「プレカット工法」と呼ばれる、木材を工場であらかじめ機械加工し、大部分を現場で組み立てる工法が主流ですが、当事業所では、昔ながらの工法と地元産の木材にこだわり、図面をもとに柱や梁に墨付けをし、木材の仕口や継手を「手刻み」で行っています。木ひとつひとつの性質を活かす「手刻み」は、木の温かみを感じさせる住まい作りが出来るだけでなく、家の寿命を長持ちさせる効果があります。

　より多くのお客様に、地元産木材の良さ、伝統的工法で建てられた家の良さを発信し、寿命の長い、健康住宅を提供していきたいと考える中、商工会から小規模事業者持続化補助金の情報を聞き、初めて経営計画書の作成に挑戦しました。

　商工会との相談は、経営の現状や課題、今後の目標を考える良いきっかけになりました。

　今回、申請した計画は無事採択され、ホームページを開設し、お客様に当事業所の取り組みなどを情報発信できるようになりました。今後、新しいお客様とのお付き合いにも繋がっていくことを期待しています。

　現在、家づくりの現場では、若い担い手不足が叫ばれています。職人の手仕事による伝統的な家づくりを後進に伝承していくためにも、若い従業員へ建築の技術、お客様への接し方、現場の整理整頓などの教育に力を入れるだけでなく、従業員が働きやすい職場づくりにも努めていきたいと考えています。五十嵐工務店　代表　五十嵐　貢さん