支援実績事例

2016/08/05 2016/09/23

創業補助金を活用し

「庄内浜の四季旬魚料理と庄内魚食文化」

を伝えるお店を開業

～食べる楽しみと、庄内浜の地魚の魅力を発信していきたい～

浜の番屋　魚料理　はまゆり

　東京の調理専門学校を卒業後、割烹・料亭、居酒屋等で調理経験を積み、技術の向上に努めてきました。その後地元に戻り、実家が経営している飲食店で働く中で、地元の魚のおいしさをもっと知ってほしいと思い、平成25年12月に創業しました。開業準備段階で、経営指導員から創業補助金の提案を受け、一緒に計画づくりを進め、オープンすることができました。

　鼠ヶ関出身のため、長年付き合いのある仲卸し店や網元から新鮮な地魚を仕入れることができ、その新鮮さを活かしたお刺身・寿司・海鮮丼を提供しています。

　庄内浜の魚は、少量多品種なので、旬の時期を見極め、魚種、部位、素材に応じた調理が必要です。最近では、液体急速冷凍機（ブライン凍結庫）を導入し、春が旬のサクラマスは、水揚げ後すぐに船上でシメた後、数時間以内に凍結処理する等、鮮度管理にも気を遣っています。

　お昼の人気メニューは、「海鮮丼」や「にぎり寿司」、お刺身が乗った「よくばり丼」です。その他、夜の各種ご宴会からご法要まで、お客様のご要望をお聞きした上で、ご希望に沿った内容でお作りいたします。

　近頃、家庭で魚をさばくことが少なくなり、魚離れは急速に進んでいます。今後は、庄内浜鮮魚にこだわったお店として魅力を高めていき、庄内の魚の魅力やおいしさをたくさんのお客様に知っていただきたいです。そしてそれが、魚食文化の発信、庄内浜ブランドの向上につながればいいと思います。

　住宅街での営業という事もあり、まだまだ認知度は低いのですが、少しずつ近隣地域の方々のご利用も増えてきています。

　今年で３年目を迎え、もっと多くのお客様からご来店いただくために、積極的に新しいことにチャレンジしていきたいと思います。

　ぜひ、当店にお越しいただき、庄内浜の魚料理をご堪能ください。

はまゆり

代表　佐藤義章さん

経営指導員より

　佐藤さんは東京の割烹料理店を皮切りに、鶴岡市内料亭や居酒屋で料理長として幅広く経験を積まれ、いずれは自分の店を持ちたいとの考えがあり創業補助金を提案しました。申請にあたっての計画書づくりから、採択後の着実な計画実行に向けた支援の他、専門的な課題解決においては専門家派遣事業も活用しフォローアップに努めています。

　飲食店は開業される方も多いが廃業するケースも多く大変厳しい業界ですが、これまでの経験と佐藤さんが持つ漁業者や市場関係者とのネットワークを活用し庄内浜の魅力を伝えるお店としてがんばってほしいと思います。商工会としても定期的な巡回を通し伴走型支援に努めていきたいと思います。

出羽商工会経営指導員　佐藤義和

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