ものづくりの現場から社会を支える ニューノーマル時代に向けた新たな挑戦
当社は昭和52年に農機具の製造・加工(薬液混合装置、もみ殻収集器、種まき装置等)から事業をスタートし、順次事業を拡大し、自動車部品の噴射ノズルの最終洗浄装置や、水素水製造装置といった産業機械まで幅広く受注生産を行っています。
お取引先より量産を委託された製品を生産する量産部門と、当社に構想段階から設計を委託し製作するオーダーメイド型産業機械部門の2部門が事業の柱ですが、近年は大企業や地元中小企業と国の戦略的基盤技術高度化支援事業(サポイン事業)を活用し試作、共同開発等にも積極的に取り組んでいます。
また、これまでの経験を活かし新たに医療・介護分野にも進出し、各施設からの要望に応える形で新型コロナウイルス感染症の感染予防製品やそれに関連する部品製造も行っています。医療機関や介護施設に加え一般家庭まで幅広く需要が高まっているため今後更なる増産が予想されます。
新型コロナウイルス感染症が世界的に流行し、長期的にウイルスと共存しなければならない時代を迎え、今後の当社の在り方を考えていく中、商工会より小規模事業者持続化補助金(コロナ特別対応型)の提案を受け、社員がテレワークを実践できるような製造現場の環境整備を図りました。多くの業種がコロナウイルス感染症の影響を受け大変な状況にありますが、ものづくりの一端を担う当社の責務として新しい生活様式の確立に向け少しでも貢献できればと考えています。
アフターコロナに向け変えるべきところは変え、守るべきところは守り環境の変化に対応できる企業づくりを今後も進めていきたいと思います。
代表取締役 大川 好久 さん
経営指導員より
各業界のオーダーメード型産業装置の設計・製造から量産部品の製造まで幅広く対応できる技術者集団として日々進化し続けるグッドファーマー技研㈱さん。薬液混合装置の製造では国内トップシェアに加え、大手企業や地元中小企業との共同開発も多く手掛けています。
これまで商工会では後継者の息子さんと一緒にものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金、小規模事業者持続化補助金の計画書作成に取り組みました。
コロナウイルス感染症が拡大し世の中が大きく変わる中、ものづくりで社会インフラを支える技術者集団としてこれからも更に飛躍できるように商工会としても引き続き支援していきたいと思います。
出羽商工会 経営指導員 佐藤 義和
マシニングによる量産部品の加工
グッドファーマー技研 株式会社
代表取締役 大川好久
〒997-0003
山形県鶴岡市文下字家岸122番地4
℡0235-29-2311
営業時間 午前8時30分~午後6時30分
定休日 土、日曜日、祝日