支援実績事例

2018/11/06

庄内の農産物や加工品の販売を通じて、地域活性化に貢献したい！！

[櫛引地区]

山形いきいきプロジェクト　蛸井商店

当社は平成２５年１０月から庄内地域の農産物やその加工品を、生産者及び加工業者から直接仕入れ、自社車両で運びこみ、首都圏（東京都大田区、豊島区、北区、世田谷区）の公民館を会場に、月１回（毎月第３土曜日）、「美味しい山形産直市」と称して、市を開催しています。以前は会社勤めをしながら、毎月第３土日に産直市を開催していたが事業化のメドがついたことから平成２９年３月に会社を辞め、東京大田区に店舗を構え、都内の拠点としています。

この事業を始めたきっかけは、都内で数年間学生生活を過ごした経験から、首都圏では、地方の新鮮な農産物が求められているのに、ほとんど流通していないということ。また卒業後、郷里にもどり生産者の高齢化や後継者不足の現状を見るにつけ、何とかしたいという思いから、生産者と消費者の橋渡しというこの事業を開始しました。

生産者や加工業から直接仕入れし中間経費をカット、そして新鮮さをそのままに消費者に広く提供し喜んでもらい、つなぎ役の当店も幸せになるという「３方良し」の精神で事業を行っています。

５月にオープンした店舗は東京大田区西六郷にあり、最寄り駅は京浜急行・雑色駅から歩いて１０分の立地にあり、現地スタッフとして１名を雇用しています。売れ筋商品は新米で、店頭で精米しながら販売しています。他のスーパーでは売っていないまがったきうりや泥のついた人参、庄内の豆腐、油揚げ、納豆、御菓子などの加工品も喜ばれています。

店舗オープンチラシや産直市チラシの経費を商工会の持続化補助金でサポートしていただき、スムーズな周知につながっています。あわせて、ホームページのリニューアルを行い、ネットショップ機能を強化しました。

店舗を構えたことから、産直市のお客様がわざわざお店まで来てくれるなどの相乗効果あり売上もアップしています。

今後も庄内の農産物や加工品の販売を通じて、地域活性化に貢献したいと考えています。

代表　蛸井　剛さん

指導員から

先日、東京大田区に行ってきました。閑静な住宅街の中にありながら、客足が途絶えることなく、住民に支持されている様子が伺えました。お客様にテキパキと接客するスタッフの小山さんの姿も印象的でした。農産物の販路開拓という地域の課題解決と首都圏に新鮮な野菜や果物を産地直送で届け喜ばれることに徹する蛸井さんを今後も支援していきます。