地域の人々の生活に根付いた心あたたまる商店
2021/08/26
私の祖父母の代から開業し、お店を引き継いでから50年以上になりました。
各種食料品、飲料、生活雑貨、仕出しを取り扱っています。店頭に並べてあるお惣菜は全て手作りです。揚げ物や焼き魚など約10品を、その日に仕入れた新鮮な食材や季節に合わせたメニューを考え毎日作っています。お店に足を運んで購入される方の多くは、地域の高齢者や子供たちです。時には、地元を離れて暮らしている地域外や県外のお客様から注文をいただくことがあります。そのようなお客様にはパックに詰めたお惣菜とお汁のセットを郵便で送っています。昔ながらの地元の料理を味わって喜んでいただけることは私たちにとっても励みとなっています。
商工会には記帳代行をしていただいてます。日々の財務管理の相談をしたり、経営に関するあらゆる情報をすぐに提供していただき助かっています。
昔とくらべると私たちのような商店は三川町に数えるほどしかありません。加えて、コロナウイルス感染症が収束していない中ではありますが、人と人との繋がりを大切にし続け、お客様に身近に感じてもらえるようなお店でありたいと思います。
代表 五十嵐愛子さん
毎日メニューの違う手作りお惣菜
生鮮食品 右:俊男さん
青果市場から卸された野菜
経営支援員より
愛子さんと俊男さんの作るお惣菜はメニューのレパートリーが実に豊富で驚いてしまいます。お客様の中には日々を忙しく過ごしている方も多くいらっしゃるので、温めればすぐに食べられるものを作っている、というお話も印象的でした。お客様の気持ちや立場をよく考えていらっしゃる方たちだと感じました。地元の人たちの生活に欠かせないお店を支援していくことが商工会職員として本来あるべき姿だと思います。長い間培ってきた、五十嵐さんとお客様の信頼関係を私も学ばせていただきながら、今後も経営の支援をしてまいりたいと思います。
出羽商工会 経営支援員 佐藤楓